50代サラリーマンの独り言

若手に伝えたい、ビジネスにおける英語の大切さ、学習法について。

man in black suit jacket reading inside a library

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今回は、自身の反省や学びを含めて、社会人にとっての英語の大切さ、そして、わたくし自身が試した英語学習法について書きたいと思います。わたくしは、留学経験はなく、英語を本気で学習したのは、浪人時代だけです。その後、社会人となり、ある時期に、英語が必要となったため、会社の研修やスクール、そして自習で改めて学び直しました。現在は、必要性がなくなったこともあり、ほぼ何もしていません。間違いないことは、とにかく継続すること、でした。

今からでも遅くありません! まずは始めてみては、いかがでしょうか。

お仕事によっては「英語なんて必要ない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。わたくしも、そうでした。もちろん、ひとりひとりのキャリアは異なりますし、昨今は翻訳アプリも良くなってきていますので、「どう考えても必要ないよ」という方はムリに学ぶことはありません。ただ、ご自身のビジネスに直結しなくても、情報収集という視点では少なくともリーディングは身につけた方が良いかと思います。日本語で発信される情報には限りがあります。英語を母語とする方は、世界で約4億人英語を公用語もしくは準公用語としている使用している国は54カ国21億人。対して、日本語は1億人強、と大きな差があります。この差が、最終的には、情報源の差=情報量の差、になるのではないでしょうか。英語の情報を収集して、読むことができれば、キャリアはもちろんのこと、様々な判断をされる際に損はないかと思っています。特に、若い世代の方には、少しでも早く取り組むことをオススメします。わたくしも20代からコツコツやっておけばよかた、と心底思っています。もちろん、リーディングだけでなく、リスニングやスピーキング、ライティングも磨いておいた方が、中長期的なキャリア形成の幅が拡がることは間違いないと思います。

はじめに、分かりやくて、計測できる目標を決めましょう!

何事にも、目標=ゴール、があった方がやりやすいですよね。本来は、ゴールはなく、継続しなければならないのですが、達成感を味わい、次に進むモチベーションを上げるために、分かりやすい目標を決めた方が良いかと思います。賛否はあると思いますが、わたくしはTOEICを目標にしていました。点数は、500点でも600点でも構いません。現在の実力や、ご自身のありたき姿を元に、決めていただくのがよいのではないでしょうか。もちろん、TOEICのスコア=英語の実力、ではありませんが、一つの指標にはなると思います。また、国際的に通用する資格ではありません。実際にビジネスで使うには、目安として900点前後のスコアを取れる力に加えて、相手の商習慣、組織、文化に対する理解が必要になってきます。TOEICは、リスニンングとリーディングのテストが有名ですが、スピーキングとライティングのテストも行われています。TOEICはちょっと、という方は英検等、自身の学びが計測できる目標が良いと思います。留学や移住を考えている方は、また違ったテストが必要になりますが、なかなか厳しいため、今回は触れていません。

わたくしが実際にやったことのご紹介。

❶TOEIC「Listening & Reading」対策

TOEIC「 Listening & Reading」テストは、とにかくボリュームがあります。特に、Readingは、かなりのスピードで解いていかないと間に合いません。さらに、選択式のテストのため、ちょっとしたコツが必要になります。まずは、テスト形式に慣れて、とにかく多くの問題に触れることが大切だと考えて、公式の教材を徹底的にやりました。やり方は単純で、実際の試験時間で、問題を解くだけです。当たり前ですが、最初はうまくできませんので、復習をしっかりとやりました。わからなかった単語、勘で答えた問題、間違えた問題をきちんと振り返って、地道にノートにまとめていきました。昼間にまとまった時間が取れないため、夜のお誘いを断って、時間を作っていました。あれこれやるよりも、公式の教材に絞った方が効率的だと思います。
また、隙間の空き時間を見つけて、単語のおさらい(というか、再学習)もあわせて進めました。

❷英語そのものに慣れるための「音読」

同時通訳の草分け的存在として著名な「国広正雄先生」による「英会話・ぜったい・音読」を徹底的にやりました。この本は「入門編」と「標準編」がありますが、この2冊に絞りました。この本を使えば、英語学習に効果があるシャドウイングやディクテーションまで自習することが可能です。学習方法も丁寧に書かれていますので、初心者でも安心だと思います。難しい単語は使われていませんし、単語の解説もついていますので、一々調べる必要もなく、非常に取り組みやすい良書だと思います。

継続するための工夫と、その結果。

わたくしは、とにかくサボりがちなので、少し先のTOEICテストを申し込むことで、自分自身を追い込んでいました。目標があると動かざるを得ないので、テスト本番に向けて、公式教材と音読をひたすらやりました。まず3日間、次に1週間、とにかく続けることで、英語学習の癖をつけることも役立ちました。仕事の忙しい時は正直キツかったですが、、、。
TOEIC「Listening & Reading」テストは何回か受検しましたが、最高で820点まで取得することができました。ただ、実際のビジネスで使えるには、スピーキングとライティングを身につけないと、どうにもなりません。そこからは、同じTOEICの「Speaking & Writing」テストにも挑戦しました。これについては、また改めて書きたいと思います。英語の学習方法は様々です。ヒトによって、合う合わない、もありますので、少しでも参考になれば幸いです。

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