先週の雪の影響で、この3連休は予定がなくったこともあり、
「ジョブ型雇用社会とは何か -正社員体制の矛盾と転機(岩波新書)」
を読みました。著者である濱口桂一郎さんは、労働省の元官僚、教職の
ご経験もある方で、他にもいくつか労働関係の書籍を出版されています。
専門的なお話しが含まれていましたが、非常に示唆に富む内容でした。
日本特有と言える「メンバーシップ型」と、諸外国の「ジョブ型」を
様々な視点から比較して、論じていらっしゃいます。
読み進めるにつれ、日本では「ジョブ型雇用」に置き換えるのは、
仕組み的にも、働く側の心情的にも、相当大変だろうな、と感じました。
また、サラリーマン生活がいったんの区切りを迎える時期が近づいている
自分にとって、今後どうすべきかを改めて考える機会になりました。
定年後も、何かしらの形で社会に関わっていくために、自分自身は何が
できるのか、を可視化しないと、、、。
気づきはたくさんありましたが、ここでは2点だけ書きます。
一つは、解雇規制がほぼないのは、諸外国でも「米国」だけ、という
ことでした。感覚的に、欧州は割と長期雇用、アジアは米国に近い、
と勝手に思い込んでいましたが、間違っていました。
もう一つは、現在の法制度や、サラリーマンを取り巻く仕組みは、
戦前から戦中を経て作り上げられたものがベースとなっていることが
少なくない、ということです。戦時中の政府方針によって統廃合を
余儀なくされた企業が現在まで割と続いていることは何となくは
分かっていましたが、こういった領域にも影響があったことを改めて
認識しました。
読まれる際に、多少の予備知識があると良い、と思いますが、
サラリーマン、特に管理監督職でいらっしゃる方にとっては、一読の
価値はあるかと思います。(あくまで個人の感想ではあります、、、)
東京は今夜から明日にかけて雪の予報です。
あまり積もらないことを祈っています。
「ジョブ型雇用社会とは何か」を読みました。

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